タパヌリ熱

"What do you know, pray, of Tapanuli fever?" said Sherlock Holmes. 音楽や本など、嘘や発見を書くブログ。旧ブログ http://ameblo.jp/baritsu/

音楽

クロ・ペルガグ『平衡の瞬間』対訳

ジャケ買いしたらこれは良かったカナダはケベックの女性シンガー・ソングライター クロ・ペルガグ(Klô Pelgag)の『あばら骨の星』。そしたら今月来日するそうな。 スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド | |SUKIYAKI MEETS THE WORLD 音楽は説明しにくいのだが…

「リア充」がコンセプト Ash Ra Tempel "Starring Rosi"

聴いて、あまりの衝撃に記事を書かないではいられなかった Ash Ra Tempel アシュ・ラ・テンペル『Starring Rosi スターリング・ロジ』(1973)。 Starring Rosi アーティスト: Ash Ra Temple 出版社/メーカー: MG Art 発売日: 2011/08/15 メディア: CD この商…

チャールズ・ミンガスの書く歌詞

マイルス・デイヴィス Miles Davisの初期作"Blue Haze"を買ったら、ミンガス Charles Mingus がピアノを弾いてる"Smooch"という曲があった。マイルスとの共作になっているけど、これはミンガスの"Weird Nightmare"という曲と異名同曲。ミンガスのピアノが妖…

ヘタクソかつ、感動的な音楽について

下手くそな演奏や、演奏ミスというのが、すごく好き。 真剣にやったけど、上手くいかなかった、というのが好きなので、上手い人が、わざと滅茶苦茶にやってる演奏というのは、あまりおもしろくない。 「上手い」音楽といっても、必ずしもその音楽家の限界ぎ…

サイン波奏者Sachiko Mについて

Sachiko Mという人は大友良英との共同作業でサンプラー、サイン波奏者、超ハードコアなミニマリストだと思ってたから、NHKドラマ「あまちゃん」のヒット曲の「作曲者」として現れたのでびっくりした。しかも滅茶苦茶キャッチーな曲だし。 それで、アンサンブ…

音楽におけるパクリについて

インターネットとかでよく、「この曲は○○という曲のパクリ」とかいう話があります。 必ずしも音楽的な分析に基づいていないものも多くて、単にアレンジが似てる、とか、どっちも定型的なコード・パターンを使ってるだけ、とかいったものもパクリと呼ばれたり…

ジャズの本質は即興か(つづき)

ジャズとは即興芸術、という言説は、「本質論」に属する。 ジャズという一つの「実体」があり、それはある「本質」を備えている、という。 「ジャズファン」というのは、「ジャズ」であれば、なんでも好きな人、ということ? ある「ジャズ」が好きで、別の「…

ジャズの本質は即興か

「ジャズ」の語源(いろんな説はあるが)を考えると。 「スムース・ジャズ Smooth Jazz」とか言われると、爆笑してしまう。 おっといけない、この話はここまでだ。 よく「ジャズ愛好家」の人が、「ジャズの本質は、即興の芸術なのだ」とか、言って、「即興性…

セロニアス・モンク Crepuscule with Nellie のコード進行

セロニアス・モンクは女性に捧げたバラードの名曲というのが多いですね。 "Ruby My Dear"のルビーさんは、初恋の女性の名前だとか。 パノニカ男爵夫人に捧げた"Pannonica"、あの曲もすごくきれいなんだけど、半音ちがいの2つのキーのマーブルになってて、不…

チャールズ・ミンガスとエリック・ドルフィー、伝説の会話

DVD"Jazz Icons: Charles Mingus Live in 64"。 チャールズ・ミンガス、1964年の欧州ツアーの映像、素晴らしすぎる。 その最後に収録されてる1964年スウェーデンでのMeditation on Integrationのリハーサル映像。 グラサンのミンガスが、イントロをすぐ止め…