マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや/寺山修司

マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや寺山修司 富沢赤黄男の俳句、 一本のマッチをすれば湖は霧の本歌取り、というか、パクリ。新古今時代以来の本歌取り論に従えば、本歌取りは、既存の作品の独自表現は使わない。これは、富沢の作品の核心部分をまるっとコピーしてますから、パクリ。富沢赤黄男の…